2020年 ファーマーズインシュランスオープン

霧が晴れてスコアも上昇 小平智は終盤に踏みとどまる

2020/01/24 11:56
かすかに霧が残る16番で連続バーディとした小平智

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 初日(23日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース(7765yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)

ノースコースを回った小平智は3ボギーから2つのバーディを奪い返し、1オーバー87位。「少し耐えたかなっていう感じはあります」と最低限の目標とする予選突破に向けて、終盤に踏みとどまった。

サウスはポアナグリーンだが、ノースはベントグリーン。「切れそうで切れなかったり、切れなさそうで切れたりする。グリーンが違うので、タッチを合わせたり、ラインを読んだりするのが難しかった」と序盤はボギーが先行した。

だが、3オーバーで迎えた15番。突然、太平洋から湧き上がってきた霧のため、プレーが15分ほど中断する。「びっくりしました。こんなことあるんだなって。急に寒くなったし、見えないから打てなくて…。でも、そこで良い間が取れました」と直後に8mのパットを沈めて、この日初めてのバーディ。続く16番も、2mを決めて連続バーディ。霧が晴れるとともにモヤモヤも晴れ、1オーバーにスコアを戻して初日を終えた。

最終ホールではキャメロン・チャンプに50ヤード遅れを取ったが…小平のティショットも好調だ

今週から投入しているプロギア(PRGR)の新しい「RS Fドライバー」も好感触だ。2週間前の「ソニーオープンinハワイ」が終わってからもハワイに残り、プロギアのスタッフとともに調整した。「変な球が出ないので、すごく気持ち良く打てている。ほとんど不安はないです」と心強い味方となっている。

2日目はノースより500ヤード以上距離が長いサウスを回る。「レイアウト的には嫌いじゃないので、ラフにさえ行かなければグリーンを狙えると思う。ティショットがカギになる」と、最も信頼できるクラブをポイントに挙げた。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)

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