2020年 ファーマーズインシュランスオープン

ティショットは好感触も 松山英樹「あす伸ばさないと予選も危ない」

2020/01/24 11:03
ティショットは本人も驚く出来だった松山だが…

◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 初日(23日)◇トーリーパインズGC(カリフォルニア州)◇サウスコース(7765yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)

綺麗に晴れ渡った大会初日、サウスコースを回った松山英樹は2バーディ、3ボギーの「73」、1オーバー87位で滑り出した。この日、サウスコースの平均スコアは「73.692」。ノースコースの「70.718」より約3打も難易度が高かったが、「あす伸ばさないと予選も危ない」と悔しそうに口を結んだ。

ボギーを先行させて迎えた7番ホール。松山は1Wでフェアウェイ右サイドに319ydをかっ飛ばした。たが、右サイドに切られたピンを攻めた残り136ydの第2打は、右手前に転がり落ちて、珍しくアプローチミスからボギーとした。「ティショットだけですね、よかったのは」。この日は、アイアンショットのコントロールに苦しんだ。

新ドライバーを投入したティショットで、フェアウェイを外したのは14回中4度だけ。だが、パーオン率は56%に低迷した。「久々にドライバーがよかったのでびっくりしたけど、(アイアンと)どっちもよくなるようにしたい」と続けた。

松山のアドレスは去年と比べて、ショットでは前傾が深くなり、パットではスタンスが狭く重心が高くなったようにみえる。1Wショットもパッティングもこの日の自己評価は悪くなかった。もともと得意なアイアンショットがかみ合ってくればよいが、進化の手応えを口にするのは、「このスコアじゃ、そう思わない」とまだ先だ。

「トップは10アンダーくらい行くと思う。あす5、6アンダーくらい出せば週末も面白いと思うので、そこに向けて頑張りたい」。手応えが先か、結果が先か。あすは“伸ばしたい”ノースコースをラウンドする。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/今岡涼太)

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