2019年 WGC HSBCチャンピオンズ

石川遼は上がり5ホールで+7の乱調 「69」翌日に「79」

2019/11/01 19:12
終盤に崩れた石川遼。3日目は下位からスタートする

◇世界選手権シリーズ◇WGC HSBCチャンピオンズ 2日目(1日)◇シェシャンインターナショナルGC(中国)◇7264yd(パー72)

石川遼は初日の好スタートから一転、終盤の急失速で下位に沈んだ。3アンダー14位タイから3バーディ、4ボギー3ダブルボギーの「79」。上がり5ホールで7ストローク落とす惨劇で、通算4オーバーの66位タイに後退した。

嵐のような時間は突然やってきた。インから出て前半17番(パー3)でたたいたダブルボギーを、後半2番(パー5)、4番(パー3)のバーディで“帳消し”にした石川は、5番で1Wショットを右ラフに曲げたのをきっかけにボギー。続く6番(パー3)、7Iでの第1打はグリーン左手前の傾斜に返され、池に転がり落ちた。

ティで感じた風はフォロー。「思ったよりも横風が強かった。ピン横くらいまでいくかな、と思ったんですけど、届かなかったのはちょっと風の読み違い。もっと右に打たなければいけなかったショットのミスでもあった」という。ドロップ後のアプローチは2mオーバー。2パットでダブルボギーとした。

「前半から集中力がついてこなくて、後半で盛り返してきたところだった。ドライバーがよくなかった。そこからアイアンも悪くなったし…」。悪い流れはこれで終わらない。7番はフェアウェイからの2打目をグリーン右手前のバンカーに突っ込み、ピン方向に打ち出せずに4オン1パット。第3打をクリークにこぼした8番(パー5)でこの日3つ目のダボを記録した。

最終9番、フェアウェイからの2打目は力なくグリーン右手前のラフで止まりボギー。「左に行きそうだな…という感じがすごくあって。左に行ったり、それを嫌がったり。そういう状態だと通用しない」。第1ラウンドよりも10打悪いスコアに「自分が下手なだけなんで、また頑張るだけ。(前日とは)気持ちはそんなに変わらなかったけど、やはり技術(のせい)だと思う」と目を泳がせた。

放心状態でもすぐに練習場へ。スイング映像を確認しながら日没近くまで丁寧に打ち込みを続けた。(中国・上海/桂川洋一)

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