「アメージング」マキロイはウッズに感服
2019/10/28 19:36
◇日米ツアー共催◇ZOZOチャンピオンシップ 最終日(28日)◇アコーディア・ゴルフ習志野カントリークラブ◇7041yd(パー70)
ロリー・マキロイ(北アイルランド)は初日こそ「72」と47位と出遅れたが、第2ラウンドを「65」として21位、第3ラウンドをその日のベストスコア「63」として7位に浮上すると、前日から2日間にわたった最終ラウンドを4バーディ、1ボギーの「67」にまとめ、通算13アンダーで3位フィニッシュした。
2008年の日本ツアー「中日クラウンズ」(33位)以来の日本でのプレーを一目見ようと、マキロイの組にも多くのギャラリーがつき、フェアウェイを歩き出せば「がんばれロリー!」と多くの声援が飛んだ。そのたびに笑顔を見せ、第3ラウンド以降はそれぞれ1ボギーと世界ランキング2位にふさわしい盤石のプレーで日本のファンに応えた。
この日、タイガー・ウッズが達成した82勝という数字について「この世紀にPGAツアーで50勝つことだって信じられない。すばらしいと思う。フィル(ミケルソン)の優勝回数(44回)もすごいけど、82はとてつもない」と表現した。
マキロイは現在30歳で17勝を挙げているが、「僕自身もかなりいいキャリアだと思うけど、例えば僕が毎年6勝しても、10年後にまだその数字には届かない。アメージングだね」と驚愕するばかり。
さらにウッズについて、「人々にはわからないことを彼はやってきた。それはほかの人は誰も叶わないと思っている夢、それを彼は叶うと信じてやってきた。そしてそれをまたやってのけた。膝の手術を乗り越えて、日本に来てこのコースでのこのスコアは信じられないくらい印象的で、みんな83(勝目)を期待していると思うよ」と最大の賛辞を贈った。(千葉県印西市/柴田雄平)