「仕上がったと思って来たけど…」松山英樹は無念のイーブンパー
2019/09/27 11:45
◇米国男子◇セーフウェイオープン 初日(26日)◇シルバラードリゾート&スパ ノース(カリフォルニア州)◇7166yd(パー72)
一時は2アンダーまで伸ばしたが、松山英樹は終盤にスコアを落としてイーブンパーの73位。「めちゃくちゃ仕上がった状態で来たなと思ったけど、会場に来ると力が入ってしまうのか、ぜんぜんうまくいかない。ちぐはぐな状態で終わってしまった」と悔しがった。
スタートホールの10番でボギーを先行したが、折り返した5番までに3バーディを奪って2アンダーへと盛り返した。フェアウェイキープは14ホール中6回の42.9%。1Wは右へ行く傾向が強かったが、「悪いスイングをして曲がっている雰囲気ではない。ただ、タイミングの問題とか」と、あと少しの調整というレベルまで近づいている。
だが、ほんのわずかな違いが、ゴルフでは1ストロークとなって現れてくる。たとえば、グリーンコンディション。「きのう水を撒いていたので、(グリーンによって)軟らかかったり、硬かったりした。難しかったです」と微妙な読みに苦しんだ。
後半1番では、ピンを刺す絶好のセカンドショットが、グリーンで跳ねて奥のラフへ。6番は、ピンに絡んだかに見えた残り約100ヤードの第2打が、スピンと傾斜でグリーン手前に転がり落ちてボギーとなり、「もうちょっとアジャストする力が必要だった」とうなだれた。
それでも「なにをしたらいいのかわからないという状態ではない。しっかりとやるべきことをやれば、結果もついてくると思う」と前向きだ。「ちょっとずつ良くなりそうな雰囲気があって終われた」と、数字では表せない感触を手に、あすの2日目に臨む。(カリフォルニア州ナパ/今岡涼太)