2019年 ツアー選手権

落雷でギャラリーにけが人 第3ラウンドは翌日順延/米ツアー最終戦

2019/08/25 07:03
16番の右サイドにある木に雷が落ちた

◇米国男子◇ツアー選手権 3日目(24日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7346yd(パー70)

米国男子ツアーの2018-19年シーズン最終戦「ツアー選手権」は大会3日目の24日(土)、会場のジョージア州・イーストレイクGCで落雷があり、ギャラリーにけが人が出た影響で第3ラウンドが翌日に順延された。

コース上空が鉛色の雲に覆われた午後4時17分、雷雲の接近により試合は一時中断された。大会は来場者や選手・関係者に一時的な避難を呼びかけたが、同4時45分に場内の2カ所に雷が落ち、16番ホールのティエリア前方、右サイドにある木の付近にいたファン6人がけがを負った。

イーストレイクGCには雷が落ちた後、消防車が搬入された

落雷の轟音が響いた数十分後に救急車などの緊急車両がコース内に到着。場内は物々しい雰囲気に包まれ、スタッフが治療にあたった。6人の命に別状はないという。

松山英樹は後半13番のプレーを終えたところで中断に入ってコース内で待機し、午後5時半にコースを後にした。

米ツアーは気象学者が試合中の天候を見ながら、競技委員が日々のティタイム、プレー時間を決める。中断中は特別なチケットが必要なスポンサーテントなどもギャラリー用に開放した。競技部のマーク・ラッセル氏は「試合を中断して、リーダーボード(電光掲示板)で悪天候をお知らせした。避難してほしかったが、そうしない人も多かった」と話した。

大会は場内の人々の安全を確保するため、この日の天候の回復を待たずにそのまま翌日への順延を決めた。第3ラウンドはあす25日(日)の午前8時に再開する。

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