2019年 全英オープン

池田勇太は「散歩」で最終調整

2019/07/18 04:03
池田勇太は最終調整で強風を確認した

◇メジャー第4戦◇全英オープン 事前情報(17日)◇ロイヤルポートラッシュ(北アイルランド)◇7344yd(パー71)

5年連続8度目の出場となる池田勇太は前日までの好天から一転して風雨となったこの日、「散歩っぽい感じ。初めてこういう天気で外に出て歩くのも大事なんで」と1番と13番から18番の計7ホールをプレーして最終調整した。

気温は15度近くまで下がり、会場入りして初めて強風も吹いた。「こういう風を感じることができたので良かった。きのうまで2日間でコースは覚えたので、きょうは風の雰囲気だけ」と、北アイルランド北端海岸沿いに吹く風の感触を確かめた。

「全英オープン」は初出場の09年から、海外メジャーではもっとも多い7度の出場経験がある。「スコットランドとは違う。イングランドに近いけど、少しこっちが狭いような感じ。難しいと思う」と、アップダウンのあるリンクスの印象を口にする。さらに「風向きひとつでコースが変わる。“臨機応変”という言葉がこんなに合う場所はないと思う」とも。

昨年は海外メジャー3大会に出場し、全英(スコットランド・カーヌスティ)は51位だった。今年は6月「ミズノオープン」優勝でつかんだメジャー最終戦の出場権だ。

初日は午後組後半の15時43分スタート。時間の使い方と気候を鍵に挙げ、「良い天気ならしっかりバーティを狙って、コースをマネジメントしながら、パー、バーディとけじめをつけたラウンドにしたい。きょうみたいな気象条件なら頭を使ってしっかりパーをとれるようなマネジメントを考える」と意気込んだ。(北アイルランド・ポートラッシュ/清野邦彦)

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