2019年 KPMG女子PGA選手権

チャンス作れず…畑岡奈紗はアイアンの距離感に苦しむ

2019/06/23 08:05
畑岡奈紗はアイアンの距離感を合わせるのに苦戦した

◇海外女子メジャー第3戦◇KPMG女子PGA選手権 3日目(22日)◇ヘーゼルティン・ナショナルGC(ミネソタ州)◇6741yd(パー72)

畑岡奈紗は3バーディ、4ボギーの「73」でプレー。通算5オーバーとして首位と14打差の54位で最終日を迎える。「きょうは予選ラウンドに比べて天気も良くて、いいスコアで回りたかったんですけど、なかなかショットが安定しなくて、バーディチャンスにつけられなかった」と表情はいまひとつ冴えない。

1番で2打目をバンカーに入れたが、20ydを58度で50㎝にピタリとつけパーセーブした。2番でも2打目を「2yd足りなかった」とグリーン手前のバンカーに入れた。「下りだったので止められなかったですね」と寄せきれず、ボギーとした。続く3番(パー5)で3打目を手前ラフに入れ、アプローチも寄せられずボギー。4番(パー3)も12mから3パットを要し、3連続ボギーを喫した。

「練習ラウンドと逆の風で、なかなかスタートからグリーンをとらえるのが難しくて、ボギーが先行してしまったのが、いい流れを作れなかった原因かなと思います」と序盤の悪い流れを嘆いた。

それでも、7番(パー5)で残り210ydを2オンし、この日初めてのバーディを奪った。14番で再び1つ落としたが、続く15番(パー5)でバウンスバックした。17番(パー3)では「いいイメージで打てて、パッティングも真ん中から決められた」と167ydを7Iで3mにつけバーディとし、あすにつなげた。

1日を通して「アイアンの距離感が合わなくて、なかなかチャンスにつけられなかった」と振り返る。「番手の選択ミスや、風の読み違いなんかもあったのかなと思います」

イリノイ州のケンパーレイクGCで行われた前年大会は、9打差の23位から出た最終日に「64」をたたき出し、プレーオフに持ち込み2位で終えた。「ティショットはいいので、あとはアイアンの距離感を合わせてチャンスを作ることかなと思います。まずはイーブンに戻せるように頑張ります」。“爆発”の再現へ謙虚に語った。(ミネソタ州チャスカ/柴田雄平)

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