2019年 全米女子オープン

鈴木愛は持ち味のパット復調 6バーディで12位へ浮上

2019/06/02 12:54
ようやくグリーン上でも冴えを見せ始めた鈴木愛

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 3日目(1日)◇カントリークラブ・オブ・チャールストン(サウスカロライナ州)◇6535yd(パー71)

30位で決勝ラウンドに進んだ2017年の賞金女王・鈴木愛が、6バーディ、3ボギーの「68」で通算2アンダーとして、首位と5打差の12位へ浮上した。

「久しぶりに良いパットが打てたし、入らなくても“らしい”パットが増えてきた。タッチも強めで打てているし、ナイスパットが増えてきた」と、得意とする生命線のパットが復調。「流れよく行けたと思う」と、明るい表情で振り返った。

メジャーに来ても、“練習の虫っぷり”は変わらない。2日目のラウンド後も、1時間以上を練習グリーン上で費やした。アドレスしたボールの上に、後方からキャディに棒を差し出してもらって、出球の方向を意識する。「出ていく方向がバラバラだったけど、修正できた」と、この日のパットの復調につなげた。

スコアをアンダーパーへと伸ばし、上位争いに食い込んできた。「あすも3つ、4つ伸ばしたら面白くなると思う。とりあえず、きょうもパターを練習します」。約2時間に最終組がホールアウトしても、鈴木はまだ練習グリーンでボールを転がしていた。(サウスカロライナ州チャールストン/今岡涼太)

2019年 全米女子オープン