2019年 キア・クラシック

無傷の3アンダーにも「悔しい」 畑岡奈紗は18位発進に不満顔

2019/03/29 11:58
パットが入っていれば首位発進? 畑岡奈紗は3アンダーにも不満を口に

◇米国女子◇キア・クラシック 初日(28日)◇アビアラGC (カリフォルニア州)◇6558yd(パー72)

ノーボギーの3アンダー「69」で18位。それでも、畑岡奈紗はちょっぴり渋い表情をした。「あれだけショットが良かったのに、パットを決められなかったのが悔しい。入っていれば、8アンダーは行ってもおかしくないくらいだったのに」。初日の首位は7アンダー。そのスコアをも、上回れる手ごたえがあったという。

ショット復調のきっかけは、前夜に発見した。「良いときのスイングを見返していて、アドレスを見ていたら、しっくり来る部分があった」という。畑岡によると、力むと左腕が外旋する癖があるが、それを逆に内旋させるイメージで構えると、朝の練習場でも良い球がでたという。「そこだけ気をつけて、シンプルにできましたね」。

もどかしいのはグリーン上だ。「ネガティブじゃないけど、グリーン上に行くと“どんどんバーディを獲るぞ!”じゃなく、ストロークのことを考えたりしてしまう。それがリズムに乗れない原因じゃないかと思う」と頭では理解している。だが、実行が難しい。この日はラインに載っていながら、ショートしたパットもいくつかあった。

「こういうグリーン(ポアナ芝)だから、良いパットを打っても入らないときがある。でも、外しても納得できていれば次のホールには引きずらない。まずは(カップを)オーバーして打てるようにしたい」と畑岡は宣言した。チャンスを作り続ければ、きっと打開のときは来るはずだ。(カリフォルニア州カールスバッド/今岡涼太)

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