メジャー前哨戦に挑む畑岡奈紗 ポアナ攻略に「1本入れたい」

◇米国女子◇キア・クラシック 事前情報（27日）◇アビアラGC （カリフォルニア州）◇6558yd（パー72）

前週水曜日に米国入りした畑岡奈紗は、ロサンゼルスで数日調整を行ってからカールスバッドに乗り込んできた。日本滞在中に風邪をひいたというが、「大丈夫。時差ボケもほとんどないです」と、この日は元気に9ホールのプロアマ戦に参加した。

今大会は3度目の出場となる。昨年は58位、一昨年は59位と相性は良くないが、まず攻略したいのが、芽の強いポアナ芝のグリーンだ。「しっかり打たないと最後に切れたりする。攻めていけるようにしたい」と警戒した。

春先はあまり調子が上がらないというスロースターターを自認する。「アマチュアのときからですね。暖かくなってきたら身体も動いてくるけど、季節の変わり目は難しさがある」という。「今週の課題はグリーン上。ラインとタッチが両方合わないと入ってくれないけど、惜しいところまでは行っている。1つ入ると良いリズムで回れると思うので、その1本を入れられるようにしたい」と気合いを込めた。

次週には今季のメジャー初戦「ANAインスピレーション」が控えている。今週は試合中にも普段より多めのトレーニングを取り入れるなどして、次週にピークを合わせたいという。「そんなにスコアとかは気にしないで、ショットの打ち分けとかをやっていきた」と、大きな視野で挑んでいく。（カリフォルニア州カールスバッド／今岡涼太）