2019年 ISPS HANDA ヴィックオープン

風は味方かそれとも敵か “空振り”山口すず夏は最終日へ滑り込み

2019/02/09 18:15
最終日進出を一度はあきらめたが、山口すず夏はホールアウト後に浮上

◇米国女子&豪州女子共催◇ISPS HANDA ヴィックオープン 3日目(9日)◇13th ビーチGC(オーストラリア)◇ビーチコース6479yd(パー72)

山口すず夏(東京・共立女子第二高3年)は風に泣き、風に助けられた。終盤にトリプルボギーを喫して「73」とし、通算イーブンパーでホールアウト。その時点では最終ラウンド進出条件の35位圏外だったが、強風の午後組が軒並みスコアを落とし、カットライン内の27位タイに滑り込んだ。

プロデビュー戦、18歳の強運か。「この経験を生かしたい。あんまり緊張もなく楽しめたので」。昼過ぎのラウンド直後、最終日進出を半ばあきらめた。午後に風速13m/秒を超えると、後続の組は停滞。順位はみるみる上がっていった。

「前日のカット(35位以内)が3アンダー。そこまではいきたい」と自力で決めにいった。終盤7番(パー3)、思わず自らの打球を疑った。48度のウェッジでの第1打は「ティグラウンド上で風は右から左、ちょっとフォローだと思った」。しかし、グリーン周りの追い風は想定外の強さだった。キャリーで奥のバンカーに入れ、「計算ミス。まさかあんなに超えると思わなかった…」。

ボールはバンカー内の奥の土手付近に落下した。「ここはボギーで仕方ない。むしろ次の一打はバンカー内(の打ちやすい位置に)でもいい」。第2打はクラブが土手に当たり、空振り。3打目でグリーンとは逆方向に出したが、第4打を乗せられず5オン1パットに。「(第2打が)土手に当たると思っていなかった。判断は学習不足もあったと思う」と唇をかんだ。

出だしから2連続バーディを獲るなど「全体的に調子は悪くない。終盤の風が強かった」と述べた。「練習ラウンドと風向きも逆。経験が足りない部分がある。レベルアップしたい」。一度は悔しさを糧にすると誓ったが、試合はあすも続く。(オーストラリア・バーウォンヘッズ/林洋平)

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