米国女子ツアー

畑岡奈紗が飛躍のシーズンを総括 拠点はフロリダが有力

2018/11/27 19:21
新ボールの発表会に出席した勝みなみ(左)、新垣比菜(中央)、畑岡奈紗

今年の米国女子ツアーで初優勝を含む2勝を挙げた畑岡奈紗が27日、契約する住友ゴム工業が来年2月に発売する最新ボール「スリクソン Zスター」の発表会見(東京・港区)に出席した。

2018年シーズンについて「目標だった優勝を2年目で達成できて良かった」と総括し、来季に向けては4日間大会のタイトルと、海外メジャー初優勝を目標に掲げた。

18年はポイントランキング3位、賞金ランキング5位と大ブレイク。年始45位だった世界ランキングを現在7位としており、名実ともに世界トッププレーヤーの仲間入りを果たした。

3年目のシーズンに向けて拠点探しにも本腰を入れる。2週前の最終戦「CMEグループ ツアー選手権」を終えたあと、米国東部のフロリダ州で候補地を視察。「年間を通して暖かいし、4月が終わると東海岸の大会が多いので移動のことも考えた」。海外選手の多くも同州を拠点に置いており、ポイントランク3位のボーナス10万ドルを含めた昨季の稼ぎ155万4261ドル(約1億7660万円)を購入費用にあてる考えだ。

昨季は「飛距離が戻り、アイアンも上から打ち込んで高さをコントロールできるようになった」とショット力の向上を2年目の飛躍へとつなげた。来季への課題について「勝負どころのパットと、グリーンを外したときのパーセーブ」と話した。

このオフはショートゲームの上達に注力する予定。フィジカル面の強化も含めて「全体的にレベルアップしたい」とさらなる進化を誓った。(編集部・塚田達也)