夏に2カ月の戦線離脱 女子版“寅さん”が復活を目指す
2018/11/02 19:04
◇米国女子◇TOTOジャパンクラシック 初日(2日)◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6659yd(パー72)
この夏、背中の怪我のために約2カ月戦列を離れていたキム・インキョン(韓国)が、初日に7バーディ、1ボギーの6アンダー「66」で2位につけた。復帰戦となった9月の「日本女子オープン」は予選落ち。だが、翌週の「ULインターナショナルクラウン」で韓国チームの優勝に貢献し、2週間前の中国・上海での「ビュイックLPGA上海」(60位)を経て、今大会に臨んでいる。
ほとんど横になって過ごしていたという夏を終え、「日本女子オープン」の3日前に練習を始めたという。背中についても「きのうはちょっと硬かったけど、きょうはよかった」という状態。それでも、「グリーンの傾斜がきついので、できるだけ手前につけることを意識した」と、丁寧にバーディを重ねた。
1年での出場試合を20試合程度に抑えているキム。「ツアーはもう12年目だし、毎週プレーしない方が良いプレーができる。しっかりリフレッシュして大会に備えたいから」というのがその理由。試合に出ていない週は「友達と遊んだり、家族と過ごしたり。観光は疲れるからしない」と、ゆったりとした時間を送っている。
インキョンを漢字にすると「寅敬」。男子プロでは、“虎さん”こと崔虎星(チェ・ホソン)が変則フォームで人気だが、メジャー1勝を含むツアー7勝の女子版“寅さん”も日本のファンにアピールできるか?(滋賀県大津市/今岡涼太)