2018年 エビアン選手権

最終18番で悲劇 ダブルボギーでメジャー初優勝スルリ

2018/09/17 08:57
最終18番のダブルボギーでメジャー優勝を逃したA.オルソン(Stuart Franklin/Getty Images)

◇海外女子メジャー◇エビアン選手権 最終日(16日)◇エビアンリゾートGC(フランス)◇6523yd(パー71)

歓喜の瞬間を迎えるはずだった18番は、一転して悲劇の舞台へと変わった。エイミー・オルソンは1打リードの単独首位で入った最終ホールをダブルボギーとし、優勝スコアに1打届かない通算11アンダーの2位で終戦。1組前でプレーを終えていたアンジェラ・スタンフォードに逆転を許し、ツアー初優勝をメジャーで飾る絶好のチャンスを逃した。

「意図的にリーダーボードは見なかった」と、単独首位にいることは知らずに最終ホールに入ったというオルソン。1打目、2打目と左ラフを渡り歩き、3打目を打つ前にキャディに初めて自分のポジションを聞いた。「これは、どうしてもグリーンに乗せておく必要がある」。8番アイアンでカット気味に打った3打目をピン左手前の段下ながら確実にグリーンに乗せ、約13mのパーパットを残した。

2パットでもプレーオフに持ち込めたが、「明らかに積極的に打ちすぎた」というファーストパットはカップを4mオーバー。返しも左に外して3オン3パットのダブルボギーとし、右手でパターヘッドをパシリと叩いて悔しがった。

パニーラ・リンドベリ(ANAインスピレーション)、ジョージア・ホール(全英リコー女子オープン)に続く、今季3人目となるメジャーでのツアー初優勝は惜しくも逃したが、「残念だけどメジャーでのベストフィニッシュだし、とてもポジティブです。素晴らしい一週間だった」と、ツアー参戦5年目の26歳は潔かった。

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