2017年 全米女子オープン

「立ち上がりが大事」宮里藍、最後の“全米”へ最終調整

2017/07/13 06:28
やるべきことはやった宮里藍。いよいよ最後の全米女子オープンが開幕する

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 事前情報(12日)◇トランプナショナルGCベドミンスター(ニュージャージー州)◇6732yd(パー72)

宮里藍は開幕前日、午前中にイン9ホールを回って、これで事前に計2ラウンド。「もう見るところは見ましたし、あとはピン周りでどういうポジションにボールを置くかというところだけだと思う」と、現役最後の「全米女子オープン」に向けて最終準備を整えた。

昨日のラウンド後は、長年師事するピア・ニールソン氏とリン・マリオット氏がパッティングチェックをした。「ちょっと右肩に力が入っているように見える。その分、フォローがリリースできていないんじゃないか、と言われた」と宮里。「見てもらえて良かったし、それをきょうまでしっかり練習して、自分の良いイメージを出してやれたらいいと思う」とうなずいた。

この日も、父と一緒にコースチェックを行った宮里藍

宮里は、優勝スコアを「10アンダーは出ると思う」と踏んでいる。「そういう面ではアグレッシブに行かないといけないので、メリハリをつけてプレーしたい」と、守るだけでなく、攻めの必要性も強調した。

「明日は10番からのスタートで、インはトリッキーで砲台グリーンが多い分、立ち上がりがすごく大事になると思う。傷は浅く、チャンスはしっかり獲るという感じでやれたらいいと思う。長い1日になるかもしれないけど、その辺はしっかり心得て頑張りたい」と、最後の戦いを前に穏やかに意気込んだ。(ニュージャージー州ベドミンスター/今岡涼太)

最終調整する宮里藍

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