祝いのケーキは顔面で!大山志保が五輪「金」奪取へ出発
2016/08/08 12:39
リオデジャネイロ五輪日本代表の大山志保が8日、成田空港からブラジルに向け出発した。経由地とする米国・テキサス州ヒューストンで2日間の調整を挟み、現地11日(木)にブラジル入りする予定。「金メダルを目指す。ガッツポーズをいっぱい見せたい」と意気込んだ。
ケガを乗り越えてつかんだ夢舞台の切符に心が躍る。リオ行きを誓ったのは、左ひじを手術後、リハビリ中だった2010年。「目標が必要」と復活へ励んだ。
五輪代表争いが激化し、ラストスパートを図った今年5月下旬には、首痛が襲った。7月「全米女子オープン」には強行出場したが、国内ツアーは2週間前「大東建託・いい部屋ネットレディス」まで2カ月間強の戦線離脱を強いられた。「絶対に治ると信じていた。もう大丈夫」と頼もしく微笑んだ。
対策も練った。映像で確認した会場コースはグリーンの傾斜が激しいという。「高い球が必要になると思う」と試合では未使用の60度のウェッジ(ピン ツアー ウェッジGORGE)投入を考えている。
「人生で最大の晴れ舞台」と胸を張る39歳は、大の甘党で知られる。「全米女子」以降、減量のためスイーツを絶っている。「金メダルを取ったら、もちろん解禁。顔に生クリームをぶつけてほしい」と笑顔で話した。(編集部・林洋平)