主将・宮里美香、野村敏京とペアで「ノビノビとリベンジを」
2016/07/21 07:37
イリノイ州のメリットクラブで明日開幕する米国女子ツアーの国・地域別対抗戦「ULインターナショナルクラウン」の初日、第3シードの日本は第6シードのタイと対戦する。チーム最年長でキャプテンの宮里美香は、野村敏京と組んでポルナノン・ファトラム&モリヤ・ジュタヌガン組と対決する。
チームで唯一、2年前の第1回大会に出場した宮里は「チームワークとコミュニケーションが大事」と団体戦の戦い方を指南する。フォアボールマッチプレーで争われる予選ラウンドの初日、日本チームはお互いをよく知る米ツアー組と国内ツアー組にペアを分けた。
「とりあえず、日本ツアーとアメリカツアーでやってみようかな」と宮里キャプテン。「(野村のキャディである)ジェイソンだけアメリカ人なので、彼のことも考えて」と、キャディ同士のコミュニケーションも考慮した編成だ。
キャプテンとして「何も強制することはない。みんな若いし、ノビノビとやらせたい」と宮里は言う。「前回のリベンジをしたい」と、最多ポイントから出て最終日に逆転された前回大会の雪辱を誓った。
その宮里に「初日は彼女に任せようと思う」と振られた野村は、「任せてね」と笑顔で応じた。野村にとっては初めての日本代表。それでも「緊張よりは楽しみ。チーム戦はいいですね」とにこやかだ。
今季米ツアーで2勝を挙げており、リオデジャネイロ五輪の出場も決めた。日本チームのエースと目されるが、「みんな楽しくやるのが一番。人間だからミスはすると思うけど、それは考えずに楽しくやりたい」と、普段通り肩の力を抜いている。「パー5が短いので攻めていきたい」と、飛距離を生かした攻略でチームに貢献するつもりだ。(イリノイ州リバティビル/今岡涼太)