「どうしたらいい?」宮里美香、拠点オーランドの銃乱射事件に沈痛
2016/06/13 12:06
ワシントン州のサハリーCCで行われた「KPMG女子PGA選手権」の最終日、宮里美香は4バーディ、4ボギー1ダブルボギーの「73」(パー71)で回って、通算11オーバーの50位タイで終えた。
「出入りの激しい1日だった。伸ばせるような雰囲気だったけど、そこで落としてしまったのがちょっと残念」と悔しがった。中盤は3連続バーディを奪ったが、直後に3連続ボギーでチャラにして「もったいなかった…」と肩をすぼめた。
「響いたのは昨日の5打(上がり2ホールのトリプルボギー、ダブルボギー)。もどかしい気持ちもあるけど、コースにしっかり対応できなかったのも反省点」。メジャー制覇に向けての課題は「もったいないボギーを打たないこと」と続けた。
次週は休み、再来週から「全米女子オープン」まで3連戦の予定。全米女子オープン終了後のランキングで決まる五輪代表争いも、残すところあと3試合だ。今週の結果を受けて、日本勢3番手に後退したが「試合数も少ないので、やるべきことをやるだけ」と、ラストスパートを誓う。2週間後には、昨年優勝争いをしたアーカンソーでの試合もあり「得意なコースなので、そこでまた優勝争いをしたい」と意気込んだ。
この日早朝には、宮里が拠点を置くフロリダ州オーランドで、50人が死亡する米国史上最悪の銃乱射事件が発生した。次週のオフをオーランドで過ごす予定の宮里は「オーランドで(そういう事件)は珍しい…。どうしたらいいかな?」と、不安そうな顔だった。(ワシントン州サマミッシュ/今岡涼太)