2016年 LPGAボルヴィック選手権

殿堂入りへ強行出場?指負傷の朴仁妃「84」で2週連続棄権

2016/05/27 12:01
「84」をたたいた第1ラウンド終了後に棄権したパク・インビ(Leon Halip/Getty Images)

米国女子ツアー「LPGAボルヴィック選手権」初日、世界ランキング2位の朴仁妃(韓国)は「84」(パー72)と崩れ、12オーバーでホールアウト。その後、棄権した。前週の「キングスミル選手権」でも第2ラウンドの途中でプレーをやめており、2週連続での途中棄権となった。

朴は左手親指を負傷。4月の「スウィンギングスカートLPGAクラシック」をスタート前に棄権した後、約1カ月休養し前週ツアーに復帰した。1月の今季開幕戦「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」でも背中の痛みを訴えて途中棄権し、1カ月ほど休んだ。

この日は、前半アウトで2つスコアを落とすと、後半の10番(パー4)で9打を要し急降下。さらに上がり4ホールで5打失った。本来の実力とは程遠い内容で、ケガの状態は芳しくないとみられる。

米ツアー通算17勝の朴は本格参戦から10年目となる今年、ツアーの殿堂入りがかかる。条件の一つに、1シーズン最低10試合の出場がある。今週は9試合目の参戦だった。

朴は今大会開幕前の24日、「まだ左手親指の痛みがあり、スイングの動きは制限される。スイングをしようとすると、その部分を自然とかばうのが分かる」とした上で、今週と2週後の「KPMG女子PGA選手権」に出場する意向を示していた。

米ゴルフチャンネルによると、ホールアウト後には「殿堂入りを本当に楽しみにしている。だからKPMGには絶対出場して連覇したい」と語った。

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