2016年 キングスミル選手権

「自分を褒めてあげてもいい」宮里美香は耐えて15位

2016/05/23 11:22
宮里美香は15位でフィニッシュした(Hunter Martin/Getty Images)

バージニア州で開催された米国女子ツアー「キングスミル選手権」最終日、首位と3打差8位から出た宮里美香は4バーディ、4ボギーの「71」(パー71)でプレーして、通算7アンダーの15位タイでフィニッシュした。

小雨がぱらつき始めるなかティオフした宮里は、1番で第2打がグリーンをショートし、1.5mに寄せたパーパットを外してボギーを先行。続く3番でもグリーン右奥に外した第3打を1.5mに寄せたが、再びボギーとして苦しい立ち上がりを迎えた。

だが「ショットが良くなって、2連続で獲れたのは大きかった」と6番では4m、7番(パー5)ではピンそば30cmにピタリと寄せてバーディを奪う粘りを見せた。その後は一進一退したが、終盤の16番、17番もボギーのピンチを切り抜けナイスパーセーブとし、イーブンパーでフィニッシュした。

「初日の貯金(「65」首位)が大きかった。2日目以降も3、4つ伸ばさないと、このトーナメントでは勝てない」。耐えに耐えた4日間完走を「神経を使った」と表した。伸ばし切れなかった後悔はにじむものの、集中力をキープし「自分を褒めてあげてもいい。うまくカムバックできた」と手応えもあった。

次週の「LPGAボルヴィック選手権」をスキップして、6月3日にスタートする「ショップライトLPGAクラシックby Acer」に出場予定。「ショートゲームの精度を上げれば、ショット、パットが噛み合ってくると思うので、それを信じてやっていきたい」と次戦に視線を向けた。

2016年 キングスミル選手権