2016年 キングスミル選手権

進む優勝者の若年化 宮里藍「経験とショートゲームが私の生命線」

2016/05/19 11:31
宮里藍。賞金ランクでは野村敏京(2位)に次ぐ日本勢2番手につける(Matt Sullivan/Getty Images)

米国女子ツアー「キングスミル選手権」(バージニア州、キングスミルリゾート・リバーコース)幕前日の18日、宮里藍はプロアマ戦に出場し、最終調整を行った。

昨年は、日本勢最高の20位に入った。悪天候や気温の低さに選手が悩まされることの多い大会。17日も激しい雨が降ったが「コースの状態はすごく良い。グリーンはやわらかい感じがする。お天気はコントロールできない。毎年のようにディレイがあるので、そんなに驚いていない」とコースの印象を語った。

今季はこれまで10試合に出場し、3月の「キアクラシック」では3位に入った。予選落ちは2度にとどめ、賞金ランキングは現在28位。完全復活への期待も高まる中、3週間後にはメジャー「KPMG女子PGA選手権」に出場する。

同大会の今年の舞台は、ワシントン州のサハリーCC。全長6668ydで、パー73の設定となる。宮里は「木が多く、狭いコースだと聞いている。それは少なからず、私にとってアドバンテージになる。しっかりとライン出しができないと厳しいと思うので、それまでの3試合でショットの調子を上げていきたい」と力を込めた。

来月には31歳の誕生日を迎える。今季12試合の優勝者の平均年齢が21歳と聞くと「距離だけのアドバンテージで毎試合勝てるわけでもない。若い選手が勝っているのは勢いがあっていい。その中で経験とショートゲームは私の生命線なので、そこをより極めれば(優勝に)近づけると思う」と強調した。

2016年 キングスミル選手権