テレサ・ルーのリフレッシュ法は?メジャー制覇へ首位浮上
2015/08/02 07:48
スコットランドのターンベリーで開催中の「全英リコー女子オープン」3日目。通算6アンダーの4位につけた宮里美香が追う首位にいるのが、海外メジャー初出場の韓国の20歳コー・ジニョン(韓国)。そして日本ツアー6勝のテレサ・ルー(台湾)だ。
ルーは5アンダーの2位からスタートし「69」をマーク。「難しいコンディションだったので、きょうのスコアはうれしい。すべてのショットに集中しなくちゃいけなかった。きょうはスイングが安定していました」と手応えを感じるラウンドになった。雨雲と強烈な風がコースを支配したムービングデーに生きたのは、母国での教え。「台湾は冬に風が吹く。小さい頃から先輩に『低い球、いろんな球を打たないとダメ』と言われて、たくさん練習しました」と振り返った。
3週前の「全米女子オープン」で4日間を戦い35位。日本ツアーもスキップし、休養に充てた2週間は、故郷の台湾で過ごし「リラックスしましたよ」という。気分転換の方法は釣りだとか。「海で、遊びでやるんです。うまくないけど…。日本ではどこでできるか知らないから、やりませんねえ」
もちろん最終組でプレーする最終日。「全英で優勝争いなんて全然期待していなかった。落ち着いて、自分のゴルフをしたい」。重い、重い色の空の下で、持ち前の笑顔を輝かせていた。(スコットランド・ターンベリー/桂川洋一)