2015年 全米女子オープン

笑顔キープ!最年少の山口すず夏は暫定85位

2015/07/10 09:47
85位と順位は決して良くないが、まだまだ予選通過も狙える位置で2日目に挑む山口すず夏

今年の「全米女子オープン」出場選手中、最年少の山口すず夏(神奈川・鵜野森中3年)が大会初日を3バーディ、6ボギーの暫定85位で終えた。

究極の目標はゴルフ殿堂入り。憧れの選手は岡本綾子と、大きな野望を口にする14歳が初めて挑んだ海外メジャー。スタートの1番ティは「緊張はあまりなくて、気持ち良かった」と笑顔を見せた。

この日は3番でバーディを先行させたが、距離が長く難度の高い8番からの5ホールで4ボギーと一気にスコアを落とした。だが、13番(パー5)で残り110ydの3打目をPWで1.5mにつけてバーディとすると、15番では「8Iをダフったら、ピッタリだった」と運も味方してのバーディ奪取。「気持ちが沈むことはなかった」と、1オーバーまで巻き返した。

悔やんだのは、上がり2ホールだ。17番(パー3)は奧のラフから寄せきれず、18番もティショットが右バンカーにつかまって、連続ボギーでフィニッシュした。「バーディを3つ獲れたのは上出来だけど、もったいないボギーが多くてすごく悔しい」。ホールアウト後の山口は、トレードマークの笑顔の代わりに、ちょっぴり眉間にしわを寄せた。

それでも、大舞台で物怖じしないプレーは気持ちいい。「練習ラウンドでモーガン(・プレッセル)さんと回らせてもらったりして、慣れてきた。スコアの目標はイーブンパーだけど、楽しんでプレーしたい」。せっかくのこの舞台を、2日で終わらせるのはもったいない。(ペンシルバニア州ランカスター/今岡涼太)

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