2015年 ショップライトLPGA

3パット連発で「73」 宮里藍と上原彩子はグリーンに泣く

2015/06/01 09:09
18ホールを通してパッティングに苦労した宮里藍

ニュージャージー州のストックトンシービューホテル&GC ベイコースで開催された米国女子ツアー「ショップライトLPGAクラシックby Acer」。宮里藍は最終日に3パットが相次ぎ「73」(パー71)。21位タイから通算2オーバーの42位タイに順位を下げて、歴代優勝者に名を連ねる大会を終えた。

ギャラリーの息をのむ“音”が次第に大きくなる1日だった。1つスコアを伸ばして迎えた4番。花道からの3打目をピン手前1.2mに寄せた宮里は、そこから3パットのダブルボギー。6番では段を上った8mのバーディパットが大きく、返しの2m弱も外してボギーとした。

後半17番で3つ目の3パットボギー。芽の伸びる向きが不規則なポアナ芝と時間の経過が作る、転がりが安定しないグリーン。「きょうが3日間で一番ポコポコしていた」。その他の2つのボギー(7番、13番)もカラーからの“3パット”だった。

「気持ちの割り切りが、きょうはうまく行かなかった。いいストロークをしていただけに…自分でも入れたい気持ちが強くなった」と悪循環を振り返った。

上原彩子はスピード感をつかめないまま順位を下げた

同じく「73」とスコアを落とし、通算イーブンパーの33位タイで終えた上原彩子も、「本当にヘタだなあという感じ。スピードが全然合わせられなかった」とガックリ肩を落とした。3パットは2回。「きのうはチャンスで入ってくれたけれど、きょうは何も入らなかった」

後半インはバーディを奪えないまま2ボギーと悔しい終わり方。最終18番で4mのパーパットをねじ込んでも笑顔は少ない。「いまの実力。練習ラウンドに比べたら、ボールはピュアな転がりをしていた。後ろの組になるにつれて、ボールは弾む。それでもいいパットを打ち続けていかないと、上には行けない」と厳しかった。(ニュージャージー州ギャロウェイ/桂川洋一)

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