2015年 ショップライトLPGA

宮里美香が“弟分”の全英出場に大興奮

2015/06/01 08:17
「弟みたいな」富村真治が全英へ。宮里美香のモチベーションも上昇

ニュージャージー州のストックトンシービューホテル&GC ベイコースで行われた米国女子ツアー「ショップライトLPGAクラシックby Acer」最終日。首位と5打差の11位タイから出た宮里美香は2バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「73」(パー71)とスコアを落とし、通算イーブンパーの33位でフィニッシュした。

序盤2番で第2打をピンそば50㎝につけてバーディ発進。上位進出も十分狙える滑り出しを見せたが、ウェッジショットの不振が足かせになった。1Wでフェアウェイ左サイドを捕らえた8番、残り約60ydの2打目をグリーン奥のブッシュに入れて1罰打。4打目では砲台グリーンに乗っただけで、2パットのダブルボギーを叩いた。

「風が朝から吹いていたけれど、計算してもしっかり寄せられなかった。アプローチがひどかった。特に80yd以内」。3番(パー5)で残り50yd、5番は70ydからチャンスを作れず取りこぼし。「最終日にスコアを落としたのが悔しい」と大きくため息をついた。

今季2度目のトップ10入りを逃して3日間大会を終えたが、この日の早朝にはうれしい知らせがあった。

国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」で、同じ沖縄・興南高で1学年下の富村真治が3位に入り、上位4人に与えられる7月の「全英オープン」の出場権を獲得した。「小学校の時から仲が良かった。幼馴染と言ってもいいし、私はお姉ちゃんみたいな感じ」。富村のプレーを観戦するために男子ツアー会場を訪れたこともある。

「(ミズノオープンの戦況が)すごく気になっていて、朝4時くらいから起きていた。自分のプレーに集中できなかったかな…」と冗談めかしたが、受けた刺激は小さくなかった。

次週はカナダに飛び「マニュライフLPGAクラシック」に出場。翌週はメジャー第2戦「KPMG女子PGA選手権」が控えている。「初めてのコースなので楽しみ。まずカナダで自信をつけて、しっかりプレーしたい。やることは同じ」と、気合を入れ直した。(ニュージャージー州ギャロウェイ/桂川洋一)

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