2015年 ショップライトLPGA

ダボから挽回 宮里美香&上原彩子が11位で最終日へ

2015/05/31 09:15
初日のアンダーパーを活かして上位にとどまった宮里美香

ニュージャージー州のストックトンシービューホテル&GC ベイコースで行われている米国女子ツアー「ショップライトLPGAクラシックby Acer」。宮里美香上原彩子が3日間大会の2日目をともに通算2アンダーの11位タイで終えた。トップのモーガン・プレッセルとは5打差で最終日を迎える。

2アンダーの15位から出た宮里は、前日冴えなかったアプローチで耐えた。スタート直後に濃霧による1時間の中断を強いられたが、6番でグリーン左のバンカーからの3打目、7番(パー3)は右手前の花道からの2打目をピンそばに寄せてパーセーブ。我慢が実り、続く8番でバーディを先行。11番(パー3)ではPWでチップインバーディを決めた。

終盤16番では、第1打を右のブッシュに打ち込んで3オン。10mのパーパットを1.5mショートさせ、3パットを叩いて痛いダブルボギーを喫したが、続く17番(パー3)でバーディを取り返した。「(ダブルボギーの後で)意地でも獲りたかった」と、強い向かい風の中を9Iのパンチショットでピンそば1.5mにつけるスーパーショットを披露。「71」(パー71)とスコアを伸ばせなかったが、最終18番(パー5)では3mのパーパットを沈め「あれが一番大きい」と胸を張った。

3年前の大会では3位。「いいイメージがあるコース。守りと攻めをしっかりやって、ひとつでも少ないスコアで回りたい」とチャンスをうかがう。

上原彩子は青山充コーチとのコンビで8バーディを奪って順位を上げた

一方の上原は1オーバーの56位タイから「69」の巻き返し。8バーディ、1ボギー、2ダブルボギーとスコアカードは出入りの激しいものとなった。2つのダブルボギーはいずれもパー3で叩いた。前半15番では5mから3パット、後半7番ではティショットをグリーン右のバンカーに入れ、脱出に2打を要した。

それでも、パッティングが大幅に復調して8バーディ。「きのうは全然入らなかったけれど…あしたにつながる」と希望を見出す。この日は、キャディを務める青山充コーチにラインの読みを細かく聞いて上位に食い込んだ。

今季ここまでのベストフィニッシュは「ノーステキサスLPGAシュートアウト」の30位。「いっぱいバーディを獲って少しでも上で終われるように頑張ります」と穏やかな笑顔で、静かに意気込んだ。(ニュージャージー州ギャロウェイ/桂川洋一)

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