JALの宮里藍が見せたトップアスリートの対応
2015/04/03 14:10
米国女子ツアーのメジャー初戦「ANAインスピレーション」は、昨季まで「クラフトナビスコ選手権」として行われていたが、今季から全日本空輸が冠スポンサーとなった。
1打差の2位につけ、久しぶりとなる上位争いを演じた宮里藍はラウンド後、共同記者会見に臨んだ。出席した米メディアからは、大会のスポンサーが日本企業になったことに関連しても、多くの質問が向けられた。「今週は特別な思いがある?」「昨年のスポンサー発表からどんな準備をして大会を迎えた?」といった具合だ。
宮里は「日本企業がスポンサーとなった大会で、このようなスタートを切れたのはとてもうれしい」と顔をほころばせると、流暢な英語で「日本人選手はみんな、コースに入ればゲームに集中しているけれど、ちょっと立ち止まって、辺りを見回して(全日空のコーポレートカラーの)青色に染まった会場を見て、とてもハッピーな気持ちになっているはず」と語った。
全日空のライバルである日本航空と以前からスポンサー契約を結んでいる宮里だが、そこは日本を代表するプロとして“大人の対応”を見せ、大会スポンサーへの感謝の意を述べていた。(カリフォルニア州ランチョミラージュ/糸井順子)