2015年 HSBC女子チャンピオンズ

野村敏京が測る“初優勝”までの距離

2015/03/06 17:43
2日目を終えて14位。優勝には「どんどん近づいて行っている」と野村は手応えを口にした。

シンガポールにあるセントーサGCで行われた米国女子ツアー第5戦「HSBC女子チャンピオンズ」の2日目、野村敏京は連日の「70」をマークして通算4アンダーの14位タイ。着実に上位争いに食らいついた。

「どんどん、優勝に近づいて行っていると思う」。先週は最終日に「64」を叩きだして13位タイに食い込んだ。今週も安定している自身のプレーに、野村も手応えを口にする。

この日は序盤にボギーを先行させながらも、後半に入って2アンダーと巻き返した。最終18番では「アゲインストで58度(のウェッジ)だとちょっと短い」という3打目を、「54度で低めに打って」ピンそば90cmにピタリとつけてバーディフィニッシュ。「気持ち良かった」と笑みをこぼした。

米女子ツアーでのベストフィニッシュは昨年の「マイヤーLPGAクラシック」での4位。賞金ランキング47位で確実にシード権を確保した野村に次に期待されるのは、やはり初優勝だろう。

野村は言う。「私は急に優勝するんじゃなく、しっかりどうすれば勝てるか分かってから優勝がしたい。今はまだ足りない部分がいっぱいあるからちょっと早い。でも、その課題がしっかり出来たら、優勝はできると思う」。

自己評価はまだ70%。体力と飛距離とコースマネジメントが足りていないという。「自分のゴルフに満足できたら、上にいられると思う」。毎日が成長の連続だ。まずは決勝の残り2日間に注目しよう。(シンガポール・セントーサ/今岡涼太)

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