2015年 ISPSハンダ オーストラリア女子

イーグル奪取!美香、2戦連続のトップ20フィニッシュ

2015/02/22 18:19
14番(パー5)で2オンに成功した宮里美香。下り6mのスライスラインを沈めてイーグル奪取!

米国女子ツアーの今季第3戦「ISPSハンダ オーストラリア女子オープン」の最終日、宮里美香は1イーグルを含む「71」(パー73)と4日間で初のアンダーパーをマークして通算イーブンパーの12位タイ。2戦続けてトップ20入りを果たした。

ジェニー・シンとの2サムで回った最終日は、2人のマッチプレーのような緊迫感に包まれた。この日のベストスコア「69」をマークしたシンと、それに次ぐ「71」の宮里。

1番ではアプローチを寄せきれずにボギーを先行させたが、直後の2番(パー5)ですぐに取り返す。6番、7番、9番とバーディを積み重ね、圧巻は14番(パー5)。フェアウェイから残り170ydを5UTで上6mにつけると、下りスライスのイーグルパットを流し込み、右手で力強くガッツポーズ。通算1アンダーとし、今週初めてアンダーパーの世界へと踏み入れた。

バンカー越えとなる左端にピンが切られた16番(パー3)で、7Wを引っ掛けて左ラフに外してボギーとしたが、続く17番はパー5。ティショット、セカンドとフェアウェイに運んだが、いざピンを狙おうというところで中断を告げるホーンが鳴り響いた。

雷雲接近のために約1時間半の中断を挟んで再開されたが、7Iでの3打目はピン右約8m。2パットのパーとすると、最終18番もパーとして、通算イーブンパーで4日間を締めくくった。

「最終日に伸ばせたのは大きかった。1番のボギーからカムバックできたのは大きな収穫だし、イーグルが獲れたのも大きなご褒美。最終的にイーブンまで戻せたけど、1度はアンダーまでいっていたから70点から80点」

今季3試合目にして、昨年1度も果たせなかったトップ20入りは早くも2度目。今シーズンの展望は明るそうだが「それは誰にも分からない(苦笑)」と、安易に浮かれることはなかった。(オーストラリア・メルボルン/今岡涼太)

2015年 ISPSハンダ オーストラリア女子