2015年 ISPSハンダ オーストラリア女子

上原彩子 復帰したコーチとの二人三脚に「自信を持ってプレー出来ている」

2015/02/19 18:55
コーチの青山充氏がキャディを務め、「不安がない」と上原彩子

オーストラリアにあるロイヤルメルボルンGCで開幕した「ISPSハンダ オーストラリア女子オープン」の初日、上原彩子が首位と4打差の1アンダー12位の好スタートを切った。「このコースが好き」。開幕前から感じていた“フィーリング”は、そのまま結果へと現れた。

数々のナショナルオープンや「プレジデンツカップ」などのビッグイベントが開催されてきたオーストラリア屈指の名コースは、グリーンとフェアウェイが硬く、距離よりも精度、パワーよりも頭脳が必要とされる舞台だ。

1番からスタートしたこの日、上原は6バーディ、5ボギーの「72」(パー73)。多くのバーディを奪いながらも、4度の3パットがそのままボギーへと直結し、「パットのタッチが合っていなかった」と悔しがった。それでも、昨年の「全英リコー女子オープン」で初日単独首位発進を決めたのはダテではない。日本勢唯一のアンダーパーで18ホールをまとめあげた。

さらに今週、上原にとって心強いのは、今年から専属コーチとして復帰した青山充氏がキャディを務めてくれていることだろう。「細かい部分の話が出来るし、信頼関係がある。クラブ選択とか、風の状況とか、すべて自信を持ってプレーできている」。そして、「楽しいです」とにっこり。残り3日間、見ている方も楽しみだ。(オーストラリア・メルボルン/今岡涼太)

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