宮里藍は24位 深まる手応えに「次への楽しみが増えた」
米国女子ツアー「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」の最終日。通算6アンダーの19位タイから最終ラウンドをスタートした宮里藍は、4バーディ、3ボギー「72」(パー73)でホールアウト。通算7アンダーの24位タイで4日間を終え、「内容にはとても満足している」と充実感を漂わせた。
スタートホールの1番でボギーを先行させたが、「チャンスにつけば入りそうな雰囲気があったので、気にせずにスタートできた」との感覚が、宮里の心を平静にさせる。「今までは、確かにそこまでの意識はなかった」という、久々によぎるバーディの予感だ。
この日のグリーン上では、昨日に引き続いてヘッドアップだけをテーマに絞り、シンプルな意識でストロークに集中。「昨日と同じく、思うようなパットができた」と、引き続き好調なショットと噛み合いを見せる。4番で6mを決めて早々に取り返すと、7番(パー5)では4mにつけて2つ目。8番ではアプローチミス、9番は1mを外しての3パットで連続ボギーとしたが、グリーン上のミスを後半に引きずらない。
12番(パー3)では20m以上のロングパットを1.5mに寄せてパーセーブ。14番でも2m弱のパーパットをねじ込みピンチをしのぐと、16番で5m、17番で4mのチャンスを決める連続バーディ。アンダーパーラウンドで締めくくるフィニッシュを見せた。
今週4日間で18バーディ、1ラウンドあたり4.5個のバーディを奪取。開幕戦から2週連続で決勝ラウンドに進み、プレーの内容も、パットのフィーリングも日に日に手応えを増している。「グリーン上で戦えれば上位に行けることは分かっていた。それが少しずつやれてきているので、次への楽しみが増えたと思う」。頼もしい言葉とともに、次戦のシーズン第3戦「ISPSハンダ オーストラリア女子オープン」(2月19日~)に臨む。(バハマ国ナッソー/塚田達也)