2015年 ピュアシルク バハマLPGA

24ホールも「アッという間」宮里美香、集中力で風を攻略

2015/02/07 12:10
風を操り上位争いに名乗り。暫定7位に浮上した宮里美香

初日から進行が遅れている米国女子ツアー「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」2日目は、第1ラウンドの残りに引き続き第2ラウンドを実施。この日24ホールをプレーした宮里美香は首位と2打差、通算5アンダー暫定7位タイで予選ラウンドを終え、上位争いに名乗りを上げた。

長丁場のプレーにも「集中していたのでアッという間に終わった感じ」。日中を通して吹き荒れた強風が、宮里の集中力を極限まで高めさせた。

スコアを崩す選手が続出する中、4バーディ、1ボギーの「70」(パー73)。弾道を低く抑える得意のパンチショットで逆風を切り裂き、ときには横風にボールを乗せて。「自分の中でトップ3に入るくらいの風だったけど、いろいろなショットを打ち分けられた。自信を持って打てたことが良い結果につながったと思う」。

強烈なアゲンストの風が吹いた池越えの前半3番(約130yd/パー3)では「20ヤードほど多めに見た」と5Iを手にし、ピン手前2mにつけてバーディ先行。7番(パー5)でも2mのチャンスを決める。15番では唯一のボギーを叩いたが、フォローの風が吹く16番では140ydを8Iで1mに絡めて3つ目。最終18番(パー5)もアプローチを1mにつけ、バーディで締めくくった。

昨年はトップ20に一度も入れず、初めて賞金シードを失った。再起をかける今シーズン。「まだ2日目だしね。これからですよ」。決勝ラウンドに向けてはそっけない言葉にとどめ、手綱を締め直した。(バハマ国ナッソー/塚田達也)

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