2014年 ウェグマンズLPGA選手権

宮里藍は85位 パー5でスコア伸ばせない誤算

2014/08/15 11:17
パー5での停滞が響き、85位タイと出遅れた宮里藍

海外女子メジャー「ウェグマンズLPGA選手権」初日、風が強まった午後からスタートした宮里藍は1バーディ、3ボギーの「74」と崩れ、2オーバーは首位と8打差、予選カットライン(70位タイ以上)圏外の85位と出遅れた。

長距離ホールが続く対策として昨日まで悩んでいたクラブセッティングは、最終的には6番アイアンと7番ウッドを抜き、5番ウッドと6番ウッドを入れてティオフ。「良い距離感が出せていたし、良い選択だったと思う」とする一方、スコアを伸ばすポイントに挙げていた、距離が短いパー5での停滞が計算外だった。

4ホールのパー5中、3ホール目までは全てパーにとどまり、最終9番では3打目を奥に外してボギーフィニッシュ。スコアを伸ばすどころか、逆に1つ落とす結果となり「ショットもパットも悪くはない。パー5で(バーディを)獲れなかったのが、この結果」と、真っ先に出遅れの原因に挙げた。

計算が難しい、舞うような風と、軟らかいグリーンを攻めきれなかったと振り返った宮里。「パー5で獲れれば(スコアを伸ばすのは)難しくないと思う。フィーリングは良いので、明日は早めに獲れれば良い流れでいけるはず」。

上位を見れば、レクシー・トンプソンやブリタニー・リンシコムら飛ばし屋がズラリ。戦前の予想通り、パワーヒッターに有利な展開となっているが「それは最初から分かっていたこと。その中で、どれだけ自分でいられるか。パー5をしっかり攻略していくしかない」。飛距離よりも精度を磨くスタイルで、米ツアー通算9勝を重ねてきた意地を見せたい。(ニューヨーク州ピッツフォード/塚田達也)

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