さくら2イーグル!藍との最強コンビで韓国ペアに完勝
藍&さくらの勢いは止まらない。メリーランド州にあるケイブスバレーGCで行われた「インターナショナルクラウン」の3日目、フォアボールマッチプレーで韓国のチェ・ナヨン、キム・インキョン組と対戦した宮里藍、横峯さくら組は、1ダウンで迎えた後半インに横峯が2イーグル、宮里がバンカーからチップインバーディを奪うなど逆転し、3&2で勝利した。
「今日が一番かみ合いました」と笑顔で振り返った横峯。前半は相手のホームかと思われるように、熱烈な応援団にサポートされた韓国ペアに押されたが、10番で横峯の残り148ヤードを8Iで直接カップに放り込むイーグル奪取で、オールスクエアに持ち込み、流れを掴んだ。
続く11番を獲って1アップとすると、12番では再び横峯がグリーン左手前のラフから20ヤードをサンドウェッジでカップに流し込み、この日2つ目のイーグルで2アップ。「心強いパートナーがいるので、しっかりピンを狙っていける」と、普段よりもアグレッシブなプレーで攻め続けた。
13番(パー3)では、キムがティショットを1メートルにつけた一方で、横峯は4メートルのスネークラインを残した。8番で1メートルのパットを外していた横峯は、今週初めて宮里にラインの読みを相談。「最後、スライスするように見える?」。キャディも含め、3人の読みが合致してのバーディ奪取。韓国ペアに付け入る隙を与えずに「あれが大きかった」と宮里もうなずいた。
その宮里も負けてはいない。14番では2打目をグリーン手前のバンカーに入れたが、ピンまで12ヤードのバンカーショットを直接カップインさせて3アップとした。「とにかく寄せてパーを獲ろうと楽な気持ちで打った」と振り返ったが、加速した流れが日本ペアを後押しした。
ドーミーホールとなった16番(パー5)をお互いパーで分けて勝負あり。この3日間無敗(2勝1分け)の藍&さくら組は、スウェーデンのアンナ・ノードクイスト&カロリン・ヘドウォール組と並び、参加ペア中最多の計5ポイントを稼ぎ出した。(メリーランド州オーウィングスミルズ/今岡涼太)