2014年 インターナショナルクラウン

宮里美香と比嘉真美子 強豪ペアにチームワークで挑む

2014/07/24 13:20
「グリーンが読みにくい」と宮里美香。「でも、入れればいいんだよね!」

明日から開幕する第1回国別対抗戦「インターナショナルクラウン」に出場する宮里美香比嘉真美子。予選ラウンドでコンビを組むこととなった沖縄ペアが対戦するのは、スウェーデンのアンナ・ノルドクビストとカロリーネ・ヘドヴァルの強豪ペアだ。

米ツアーで今季2勝を挙げ、世界ランキング10位につけるノルドクビストは米ツアーで今最も勢いのある選手の一人。一方のヘドウォルは、昨年行われた米国対欧州のチーム対抗戦「ソルハイムカップ」で、史上初めて5戦全勝を成し遂げたマッチプレーの名手だ。「ショットはガンガン攻める選手達だし、気が抜けない。しっかりついていかないと、パッティングでやられちゃうというのもある」と、宮里は気を引き締めた。

今週のコースは全長6,628ヤード。宮里は「9番は特に長くて、あまり当たらなかったらセカンドで3番ウッドもある」とコースの長さに警戒感を示しているが、そこはチーム戦。飛距離に自信のある比嘉に「任せるつもり(笑)。その代わり、私はショートホールでしっかりやる」と、ある程度の役割分担は考えている。

チーム最年少の比嘉真美子。若さでチームに勢いをつけられるか?

一方、オフの間には、宮里が拠点とする米国フロリダ州に来て、共に練習を行ったチーム最年少の比嘉。「ご飯も一緒に行ったりする、すごく仲の良いコンビ」と、先輩・宮里を慕っているが、「3人とも雲の上のような存在だったので、同じ仲間としてプレーするという現実味がない」と、現地に入るまでは気後れも感じていたという。だが、「私が最年少として、ターニングポイントになれるようなプレーをしていきたい」と、戦いを前に迷いはなくなった。

比嘉は、「勢いだけが持ち味だと思うので、その勢いに身を任せて頑張っていきたい」と若さを前面に押し出している。それでも、「日本女子アマ」を2連覇するなど、マッチプレーでの実績は無視できない。「私の良いところが出せるプレー方式だと思う」と、頼もしい言葉を残して、初陣に挑む。(メリーランド州オーウィングスミルズ/今岡涼太)

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