2014年 インターナショナルクラウン

日の丸を背に 藍&さくらコンビが8年ぶりに復活

2014/07/24 10:37
8年ぶりのコンビ復活となった藍とさくら。長年、日本の女子ゴルフを牽引する2人が、日本代表として世界に挑む

米国メリーランド州にあるケイブスバレーGCで24日(木)に開幕する国別チーム対抗戦「インターナショナルクラウン」。各国4人が出場し、2人1組のフォアボールマッチで行われる3日間の予選ラウンドで、日本勢は宮里藍横峯さくら宮里美香比嘉真美子がコンビを組む。

ペアリングは「2分で決まった」と藍は言う。「考えていなくても、みんながそれぞれ、そう思っていたようで」。藍&さくらがペアを組んで戦うのは、06年に南アフリカで行われたワールドカップ以来、実に8年ぶりのこと。藍は「超、心強い。お互いのことを良く知っているし、彼女は大きい場面になればなるほど肝が据わるタイプ。マッチプレーをするにあたって、これ以上ない」と、パートナーに絶大な信頼を寄せた。

2週間前の「全英リコー女子オープン」で掴んだパッティングの手応えは、先週行われた「マラソンクラシック」で今季ベストフィニッシュとなる12位タイにも繋がった。「私はどっちかというとすごい緊張して、その中で自分がやるべきことを、自分を知って準備をしてからやるタイプ」と話す藍だが、「今週は良い形で入れている」と、その準備も整いつつあるようだ。

一方の横峯は、「(久しぶりのマッチプレーで)手探り状態だと思うけど、回数を重ねていくうちに慣れてくるのかな」と、気負いなく構えている。日韓対抗戦でのマッチプレー通算戦績は9勝2敗と大きく勝ち越しているが、「ラッキーで勝てている感じ。得意とか、そんなことはないです」と謙遜する。「足を引っ張らないように頑張りたい」と、控えめに抱負を語った。

今では2人ともが「ライバルと言うよりは友達」と口を揃える藍とさくら。

大会初日の対戦相手は、スウェーデンのペルニラ・リンドバーグとミカエラ・パームリッドの2人に決まった。「妊娠されている方(パームリッド)と、もう一人というのは分かるのですけど…」と横峯が掴んでいる情報も多くはない。妊婦を相手に気を遣うかと問われた横峯だが、「いえ、勝負なので。そんなことを言っていると負けちゃうので」と、そこは勝負師らしく即答した。(メリーランド州オーウィングスミルズ/今岡涼太)

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