日本人最上位は原江里菜「よく耐えられた」

海外メジャー「全英リコー女子オープン」最終日、通算4オーバーから出た原江里菜は、18ホールをボギー3つに抑えて「75」。通算7オーバーの21位タイとして、日本人最上位でフィニッシュした。

ティショットがバンカーに捕まった7番（パー3）では、右足だけバンカー外に出るスタンスから3メートルに寄せて、これをねじ込みパーセーブ。10番でも、40ヤードのアプローチをピンそば1メートルにピンチをしのいだ。

「よく耐えられたと思う」。同組のリー・アン・ペース（南アフリカ）が16番までこの日2オーバーで回っており、「みんな3オーバーくらいで回っていると思っていた」と、同伴競技者にも助けられた。「全英らしい強風の中、楽しもうと思ってやったのが良い方向に行ったと思う」。

上がってみれば日本人最上位。それでも「黙々とやっていただけなので、この順位には手応えはない」と原は言う。「上がり3ホールでバーディが欲しかったので、（獲れなくて）残念だけど、収穫はありました」。この勢いのまま、帰国してすぐにホステスプロとして臨む「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディース」に出場する。（英国サウスポート／今岡涼太）