2014年 全英リコー女子オープン

予選通過の森田理香子「通らなきゃいけないと思った」

2014/07/12 05:45
ホステスプロとして、まずは予選通過の課題はクリア。決勝ラウンドでどこまで上位に食い込めるか?(「Pentax K-3」にて撮影)

上位65位タイまでが決勝ラウンドへ進出できる「全英リコー女子オープン」。イングランドにあるロイヤルバークデールGCで行われた大会2日目を、2バーディ3ボギー1ダブルボギーの「75」で回った森田理香子は、通算6オーバーの60位タイ。カットラインぎりぎりながら、ホステスプロとしてまずは1つの課題をクリアした。

3オーバーからスタートしたこの日、2番でボギー、続く3番ではティショットを左のポッドバンカーに入れてダブルボギーにする苦しい立ち上がりとなったが、4番(パー3)で2メートル半のパーパットを沈めて落ち着いた。

146ヤードの14番(パー3)では、7Iでピンに当てるホールインワンかというショットでギャラリーの喝采を浴びるなど、ミッシェル・ウィサンドラ・ガル(ドイツ)と共に回った注目組で、唯一予選通過の意地を見せた。

「一生懸命やって(予選を)通らなければ仕方ないと思っていたけど、コースを回っているうちに通らなきゃいけないっていう気持ちになってきた」。

この日のラウンドで自身に課していた「飛ばなくても、フェアウェイをキープしていく」という課題。将来のために取り組んでいるフェースコントロールという課題。技術的課題に取り組みながら一定の結果を残すという“二兎”を得て、ちょっぴり安堵の表情も見せた。

「でも、予選を通るだけじゃダメだと思うし、ここから上にあがっていきたい。昨日よりもショットは良くなったし、明日からも徹底的にフェアウェイをキープして、チャンスは必ず獲りたいと思う」と、ムービングデーに向けた意気込みは軽やかだ。(英国サウスポート/今岡涼太)

2014年 全英リコー女子オープン