2014年 全英リコー女子オープン

有村智恵、全英女子最終予選はプレーオフで惜敗

2014/07/08 10:14
プレーオフまで進出したが、本戦出場権獲得はならなかった有村智恵

イングランドにあるサウスポート&アインズデールGCで行われた海外メジャー第3戦「全英リコー女子オープン」の出場権を懸けた最終予選会に出場した有村智恵は、18ホールを1アンダーの15位タイで終えてプレーオフへ進出。同スコアの7名で残り1枠を争ったが、出場権獲得にはいたらなかった。

全66選手が出場した最終予選会から本戦の切符を掴めるのは15名。有村は2番(パー5)でイーグルを奪うなど、前半3つスコアを伸ばして折り返したが、逆に後半は2ボギーと失速した。

7名で争ったプレーオフは、1番(パー3)でブリー・アーサー(オーストラリア)がただ一人バーディを奪って出場権を獲得し、2番(パー5)以降はウェイティング順位を決める勝負となった。このホールをボギーとした有村は、ウェイティング順位4番目。本戦出場は微妙な状況に追い込まれた。

「このコースで1アンダーしか出せないのはきつい(トップは6アンダー)。出だしが良くても後半に足踏みしてしまうという、最近を象徴したようなプレーだった。今のゴルフじゃバークデールは厳しいと思うし、来週(の米女子ツアー)に向けてやっていきます」。

今季米国女子ツアーでの最高位は18位と苦しい戦いが続いている。「もう少し(良くなるには時間が)掛かると思うけど、課題も明確になってきたし、前向きな気持ちではあります」と有村は前を向く。「日本ではがむしゃらになれなかったので、こういう予選会とか、一人でとことんやってみたいという気持ちはあった。大変なのは覚悟してこっち(アメリカ)に来たので…」と、どんな困難も将来の糧になれば本望だ。(英国サウスポート/今岡涼太)

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