2014年 JTBC ファウンダーズカップ

米本土開幕戦に宮里藍「ホッ」 出直しダッシュ狙う

2014/03/20 09:02
体調不良だったHSBC女子チャンピオンズでも“完走”し、宮里藍は本格シーズンインに備えてきた

米国女子ツアーの第5戦「JTBC ファウンダーズカップ」は20日(木)、アリゾナ州のワイルドファイアGCで開幕する。開幕前日の19日はプロアマ戦が行われ、アリゾナらしいカラリとした晴天の中、宮里藍は9ホールのプレーで最終調整した。

開幕以来の4戦は海外転戦続きだったツアーの米本土開幕戦。第3戦のシンガポールでは肩周りに違和感を覚え、第4戦のタイでは消化器系の疾患で救急車にも乗るなど、コンディション調整に悩まされ、苦戦が続いていた藍にとっても仕切り直しの一戦となる。

気になる体調について「もう大丈夫、元気」と明るい表情を見せ、前週の13日には拠点とするロサンゼルスから現地入りし、入念に調整を進めてきたことを明かした。「この試合は西海岸だし、自分としては気候にも慣れがある。アジアの試合も楽しいがこっちに戻ってくるとホッとする」と、米ツアー9年目のシーズンを本格スタートさせる態勢がようやく整った安堵感がある。

今季は開幕戦から新たなキャディを帯同。8年間をともに戦ったミック・シーボーン氏から、かつては上田桃子のバッグを担いだこともあるケビン・フルエレン氏に変更している。「まだ4試合目なので、細かい部分ではアジャストが必要だが、人としてとても尊敬できる。自分(のスコアやプレー)が悪くても全く変わらない。その辺は評価している」と、まだ手探りの部分は残しながら、手ごたえも感じて臨む一戦となる。

昨年は初日に立った首位を3日目まで守りながら、最終日の逃げ切りに失敗した大会。「毎年(良い)スコアが出るので、どれだけバーディを取っていくかだと思う」と、今年も初日からのスタートダッシュを期していく。

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