2014年 HSBC女子チャンピオンズ

宮里美香と上原彩子 次週は地元で国内開幕戦へ

2014/03/02 19:59
宮里美香は最終日に順位を落としたが、「やっと試合感が戻ってきた」と手応えとともに沖縄へ。

シンガポールのセントーサGCで開催された米国女子ツアー「HSBC女子チャンピオンズ」の最終日。宮里美香は「74」、上原彩子は「73」とスコアを落とし、それぞれ通算3オーバー29位、通算8オーバー50位で4日間を終えた。ともに次週、地元・沖縄で開催の国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」に出場する。

宮里はスタートホールの1番で3パットボギーとつまずくと、以降も「グリーンが読みづらくてチャンスを決められなかった」と伸び悩む展開に終始した。それでも、自身開幕から2試合を終えて「やっと試合感が出てきて、リズムを作れるようになった」と徐々に“本戦モード”への切り替えは進みつつある。「上手く噛み合うようになればビッグスコアも出るのでは、という感じなのでこれからが楽しみ」と、最後は笑顔でコースを後にした。

主戦場を米国ツアーに移しながら4年連続で出場となる地元大会については、「もちろん勝ちたい気持ちは強いけど、チャンスがあれば(優勝を狙う)、という感覚で臨んだ方がいいのかな。久しぶりの高麗(グリーン)なので、そこでストレスを溜めないように頑張りたい」。今夜シンガポールを発ち、東京経由で沖縄入りする予定だ。

パットへの課題を繰り返す上原彩子。国内開幕戦でもグリーン上が鍵を握りそう

一方の上原は4日間を通してグリーンの攻略に手間取り、アンダーパーをマークできないまま大会を終了。現在はパッティングのストロークを改良中で、「入るようになるのをガマンして待つしかない。(掴めれば)スコアは出てくれると思う」と自らに言い聞かせるように言葉を紡いだ。

昨年、国内ツアー賞金ランキング53位に終わりシード権を喪失した上原は、主催者推薦によりダイキンに出場。「地元だし、結果を出したい気持ちは強いけれど、出るからには1番を目指したい。いい判断をして、3日間良いプレーが出来るように頑張りたいです」と、2004年の宮里藍以来となる地元勢Vに向けて意気込んだ。(シンガポール・セントーサ島/塚田達也)

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