2014年 HSBC女子チャンピオンズ

宮里藍 体調は回復も、ショットの不調が響き後退

2014/03/01 17:12
スコアこそ崩したが、宮里藍の表情には精気が戻っていた

シンガポールのセントーサGCで開催中の米国女子ツアー「HSBC女子チャンピオンズ」の3日目。52位タイでインコースから出た宮里藍は、1バーディ、6ボギー、1ダブルボギーの「79」と崩れ、通算13オーバーの60位に後退して明日の最終日を迎える。

昨日2日目は、前夜に救急車で搬送された体調不良が残る中でのラウンドとなったが、「今日は大丈夫。体力的にも問題はなかった」と18ホールを元気に完走。その一方で、「今日はショットがぶれて、バンカーというバンカーに捕まった1日。流れが悪かった」と、スコアは低迷した。

スタートホールの10番から4ホール連続でバンカーに打ち込む滑り出し。11番と13番をボギーとすると、9番(パー5)では2打目、3打目とバンカーを渡り歩き、「何回バンカーに入るんだ、ってくらいだった」と苦笑する“砂地獄”に陥った。

コーチを務める父・優さんからは今週、ショットのアドレス時にボールが体の内側に入りすぎていることを指摘されたという。「それが、右に行ったり左に捕まる原因と言われていたけれど、その微調整がなかなかうまくいかなかった。でも、今日の最後の方でちょっと感覚を掴めた感じ。明日もうちょっと噛み合ってくれば、ショットの調子が上がってくると思う」。残すはあと1日。今週の課題をすべてクリアにしてアメリカに戻りたい。(シンガポール・セントーサ島/塚田達也)

2014年 HSBC女子チャンピオンズ