フィーリングが良すぎて? 宮里藍はグリーン上で苦しみ45位
2014/02/23 20:27
タイのサイアムCCで開催された米国女子ツアー「ホンダ LPGAタイランド」の最終日。通算2オーバーの28位タイからスタートした宮里藍は、2バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの「76」と崩れ、通算6オーバーの45位タイに後退して4日間の戦いを終えた。
昨日、パットのフィーリングを狂わせた肩周りの違和感は解消。「今日が一番、パットのフィーリングが良かった」という状態はしかし、宮里を再びグリーン上で苦しめる一因となった。
「気持ち良くストロークできている分、自分が思ったよりもボールが転がった。昨日までは慎重にという感じだったけど、気持ち的に入れにいくパットが多くなり、それが裏目に出たと思う」。好調ゆえの強気が、昨日とはまったく違う形で宮里を惑わせた。
7番(パー5)では、4メートルのバーディパットが1メートルオーバーし、3パットのボギー。16番(パー3)でも1メートルのボギーパットを外し、傷口を広げるダブルボギーとした。「昨日よりはショットのフィーリングも良かったので、パットが1つ2つ入ってくれれば流れ変わったと思うけど、今日はことごとく入らなかった」。ショットは好調を自覚しながらも、今週の自己ワーストとなる33パットという数字が、もどかしく、重くのしかかった。
次週は、シンガポールで開催の「HSBC女子チャンピオンズ」に出場する。昨年はタイの空港からシンガポールに向かう直前に交通事故に巻き込まれ、首痛による不運な欠場を強いられた大会でもある。「コースを回ったことがないから分からないので、練習でイメージを作っていきたい」。明日月曜日から、休むことなく練習ラウンドを敢行する予定だ。(タイ・チョンブリ/塚田達也)