比嘉真美子、昨年最下位のタイで雪辱に燃える
2014/02/18 18:56
タイのサイアムCCで20日(木)、米国女子ツアー今季第3戦「ホンダ LPGAタイランド」が開幕する。昨シーズンに国内女子ツアーで2勝を挙げた比嘉真美子が、主催者推薦枠により2年連続の出場。さらなる飛躍が期待される20歳が、今年も将来的な目標の舞台である米ツアーから新シーズンのスタートを切る。
比嘉にとって、米ツアー初参戦となった昨年大会は苦い記憶となって残っている。出場70選手中、最下位となる通算20オーバーで4日間を終了。コースの難度の高さに歯が立たず、特にショートゲームへの課題を露呈し、多くの宿題を抱えて帰国した。
そんな失意の4日間から1年。国内ツアーで輝かしい実績を経て再びサイアムCCに戻ってきた比嘉の言葉は、自信に満ち溢れていた。「去年の日本の試合の中で成長したという実感はある。去年のような結果にならない確信があります」。
中でも、昨年大会でスコアメイクに苦しむ原因となっていたショートゲームの上達に言及。「まだまだトップの選手と比べるレベルにはなっていないけど、去年に比べれば成長している部分だと思う」。実際にコースを回った後でも、その確信が変わることは無かった。「練習ラウンドをしても、ショートゲームの成長を実感できた。良い状態で臨めると思うし、毎日アンダーパーを出していきたい」と口調も滑らかだ。
昨年は米ツアー予選会への出場を見送り、夢舞台への挑戦は封印中。今年も機会があれば米ツアーに参戦する意思を示しながらも、「まだ米ツアーについては考えられていなくて、今年1年は日本。まずは国内メジャーで勝ちたい」と目標を掲げる。今週のシーズン初戦で昨年のリベンジを果たし、3月の国内ツアー開幕に向けて笑顔で帰国したい。(タイ・チョンブリ/塚田達也)