2013年 全英リコー女子オープン

堀奈津佳、セントアンドリュースには2打届かず

2013/07/30 07:29
1アンダーで回ったが、世界のレベルの高さを痛感。セントアンドリュースでの「全英リコー」出場は叶わなかった。

国内女子ツアー第15戦の「サントリーレディスオープン」終了時点の賞金ランキング上位5人に与えられた「全英リコー女子オープン」の出場権。同ランキングで7位につけていた堀奈津佳は、直前でその資格を逃していた。

しかし、「セントアンドリュースを回りたい気持ちが強かった」と、堀は諦めない。英国キングズバーンズ・ゴルフリンクスで開催される最終予選会にエントリーし、29日(月)、18ホールの短期決戦へと挑んだ。

直前に2度の練習ラウンドをこなした堀は、2番でバーディを先行させて15番を終えた時点でイーブンパー。続く16番で起死回生のイーグルを奪い、通算2アンダーへとスコアを伸ばした。「3(アンダー)なら大丈夫かなと思っていた」という堀。

だが、続く17番で2打目をグリーン右に外してボギーとし、1アンダーへと後退。最後はパーで締めてホールアウトしたものの、通算1アンダーは38位タイ。出場90人中、上位16名に与えられる出場権(タイの場合はプレーオフ)には2打届かず、セントアンドリュースでの本戦に進むことは出来なかった。

「(初めてリンクスコースに挑んだ)3年前はアンダーパーで回れる感じじゃなかったので成長は感じたけど、これだけスコアが出ているってことはレベルが高いんだなって思います。もっと練習します、みんなうまい・・・」と、トップの7アンダーを筆頭にビックスコアが並んだ順位表を見て、堀は言葉を失った。「(セントアンドリュースを)回りたかったぁ・・・、悔しいです」。

次週、国内女子ツアーの「meijiカップ」に出場する堀は、数日滞在してから日本へと戻り準備を始める。憧れたゴルフの聖地。そこに立てなかった悔しさが、堀を成長させることだろう。(英国セントアンドリュース/今岡涼太)

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