2013年 全米女子オープン

宮里藍が暫定23位へジャンプアップ

2013/06/29 10:01
初日は81位タイ。苦しいスタートから宮里藍が挽回を見せた。

悲願のメジャー制覇へ、「全米女子オープン」に出場中の宮里藍は、初日に4オーバーを叩き81位タイと出遅れてしまった。ところが、2日目は多くの選手がスコアを崩す中、16番までプレーし通算2オーバーと2ストローク伸ばした。濃霧の影響で2ホール残してサスペンデッドになったが、暫定で23位タイに急浮上してきた。

初日にボギーを叩いた2番ではグリーンの右サイドから傾斜を利用しピン手前1.5メートルにつけてバーディ。3番ではボギーを叩くが、6番、9番とスコアを伸ばした。

後半7ホールでは霧が発生し視界が悪い中でのプレーとなったが、2バーディ、2ボギーと耐えるゴルフで凌いだ。ボギー直後の12番ではチップインバーディを奪い「12ヤードをサンドウェッジで打ちました」と振り返る宮里。「今日はミスの後に流れを切らさないパーだった。うまく自分の中で流れを作れたので、要所ですごくいいパットも決まったし、そのアプローチも含めて流れを切らさない一日ではあったと思います」。

そして17番は第2打地点で霧のため待機し、グリーン方向を見つめていた宮里だったが、同ホールで翌日への持越しが決定。「風は基本的に朝は無いコースだと思う。でも風があるないにしろ、しっかりとパーを取って行くだけです。今日はもう終わりなので明日は明日でまた頑張りたいと思います」と、再開を見据えた。

2ホール残してラウンドを終えたことにも冷静。「明日とりあえず2ホールを確実に終えて、どれくらい時間があるかは分からないですけど、うまく流れを作って行けるように。オンとオフのメリハリをしっかり一日作らないと、長い一日になると思うので、気持ちがきれないように自分をマネージメントしたいと思います」。イレギュラーな日程となる中での時間の使い方や、モチベーション維持を、さらなる浮上のポイントに掲げていた。

2013年 全米女子オープン