2013年 全米女子オープン

宮里藍、全米女子OPへ「自分のやるべき事はもうやった」

2013/06/27 11:20
悲願のメジャー初制覇が期待されるが、宮里藍は普段通り自然体。

日本勢6選手が出場する海外女子メジャー今季第3戦「全米女子オープン」が6月27日(木)に開幕。前日の26日(水)、宮里藍は練習ラウンドを行い、最終調整を行った。

前週の「ウォルマート NW アーカンソー選手権 by P&G」では、初日に96位タイと大きく出遅れたが、最終成績を11位タイとし健闘を見せた宮里。最終日は7つのバーディを量産するなど、ショット、パットともに噛み合い、「次週に繋がる」いい状態で大会3日間を終えた。

そして迎えた今週、この開幕前日にアウトコースを2度ラウンドした宮里は、「フェアウェイが広い分、打っていける場所はいくらでもある、距離が短くても長くても、セカンドショットの距離感」と感触を確かめた。さらに「横の傾斜がかかってくると距離感が合わせづらいし、長ければ長いほどイメージが出しにくくなる」というグリーンにも警戒。「あとは少しの調整で休息を摂る」と、大会期間中は悪天候が予想される中での“長丁場”も覚悟した。

ここまで米ツアー9勝を挙げ、二桁勝利に王手をかけている宮里。その大きな1勝をメジャーでという、周囲からの期待は大きい。しかし、「そんなにうまく行かないと思います。どのタイミングであっても、ただの数字。1つ1つ積み重ねていくだけなので、今週はいい状態で練習もできたのでそれをしっかり生かしていけたらいい」という宮里の勝利へのメソッドは変わらない。

2005年より9回目の出場となる。大舞台を目前に控えても気持ちが過剰に高ぶることもない。明朝7時40分、カリー・ウェブ(オーストラリア)、レクシー・トンプソンと同組で、インコースからティオフ。「自分のやるべき事はもうやった」と再び頂点に向けて走り出す。

2013年 全米女子オープン