2013年 クラフトナビスコ選手権

日本人唯一のアンダーパー。上原彩子、初メジャーで手応え

2013/04/07 10:54
堅実なプレーで2アンダー。日本人最上位につける上原彩子

初めて経験するメジャー大会の決勝ラウンド、1番ティの雰囲気に「緊張した」という上原彩子。「クラフトナビスコ選手権」3日目、上原は2番(パー5)で3打目をグリーン奥に外して寄らず入らず。「バタバタしてしまった」と、ボギー発進としてしまう。

だが、初挑戦のメジャー大会で「やっちゃいけないミスをしないでゴルフが出来ている」という上原は、その後はパーキープを続け、7番で7メートルのパットを沈めてバーディ。9番(パー5)では残り70ヤードの3打目を1メートルにつけて、前半を1アンダーで折り返した。

後半は17番(パー3)、ピンまで170ヤードをU4で3メートルにつけてバーディを奪い、その他はパープレー。18番(パー5)で2打目のレイアップが先のラフに達してしまうなど、いくつかのミスを差し引いて「今日は80点くらい」という自己評価だ。

今週は母親が帯同しており、食事で困る心配はない。「色々サポートしてもらって、心強いです」と言う上原。練習日には、現地の日本人と知り合いになり、炊飯器を借り受けたという。「電気コンロだったので、鍋で炊くのが難しくて。とても助かっていますね」。

3日目を終えて、日本人最上位につけている上原。だが順位よりも、目標は自分のゴルフをやり遂げること。「最終日は、しっかり伸ばして60台を出したいです」と、意気込みを語った。(カリフォルニア州ランチョ・ミラージュ/今岡涼太)

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