2013年 クラフトナビスコ選手権

2オーバー53位タイ発進も、藍「悪いところはない」

2013/04/05 11:49
随所に好パットを見せた宮里藍。可能性を感じさせるプレーはさすが

「クラフトナビスコ選手権」初日、午後スタートの宮里藍は1番、8番でボギーが先行するも折り返しとなる9番(パー5)で2メートルを沈めてこの日初めてのバーディ奪取。続く10番では5メートルのパーパットを沈めてガッツポーズを見せ、11番(パー5)ではバンカーから1.5メートルに寄せてイーブンパーに戻すバーディを奪った。

「あれで今日の流れが良くなりかけた」という宮里だが、迎えた12番。ファーストカットからの第2打をグリーン左手前のバンカーに打ち込むと、そこから大きくショートさせてボギーとしてしまう。「今週はバンカーの砂が小麦粉の玉のようになっているので、上げてスピンを掛けるのが難しい。前上がりだったので、上げていったのだけど、思った以上にスピンが入ってしまった」と結果的に流れを止めてしまったこの1打を悔やんだ。

続く13番ではティショットを左に曲げると、大きな木の右を通してグリーン手前まで運ぼうとするも「前上がりで捕まって」木に当ててしまう。3打目でグリーンに載せてボギーで納めたが、連続ボギーで2オーバーへとスコアを落とした。

13番以降は4ホール連続の1パットでパーをつないだが、通算2オーバーは53位タイ。首位と6打差で初日を終えた。

「風が吹いたり止んだりの繰り返しで、アイアンの距離感のジャッジが難しく、スコアをまとめるのに苦労した。それでも、悪いところはないので流れを意識して頑張りたい」と宮里。コンディションの違いから、「午前と午後で2打は違う」という宮里は「私の中ではイーブンなので」と、まずまずといった表情で明日へと気持ちを切り替えていた。(カリフォルニア州ランチョ・ミラージュ/今岡涼太)

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